コラム

日本語ぺらぺらな台湾人から学ぶ学習法

さて、新年がスタートしました。

2025年はがんばることよりも楽しむことを大事にしていきたいです。

今年もどうそよろしくお願いいたします!

さっそくですが、今回は日本語がぺらぺらな台湾人の学習法やそんな台湾人からの学びについてシェアさせていただきます。

日本語ぺらぺらな台湾人がやってる勉強

結論は、楽しいと思う勉強です。

例えば、ドラマとか、漫画とか、映画とか、音楽とか、言語交換ですね。

ただ、だからといってドラマ見ましょう!とおすすめしたいわけではありません。笑

順を追ってお話させていただくと、台湾は日本語ぺらぺらな人が想像以上にいます。

友達の友達には必ずできる人がいて、台湾人って意識高いなぁと関心させられることが多いです。

日本語以外にも英語を話せる人も多くて、なんでそんなにしゃべれるのかが不思議でたまーに聞くんですよね。

どんな勉強したの?

なんでそんなに話せるの?って。

そしたら、100%こう返ってきます。

「あー漫画」とか「嵐の櫻井翔くんがすきで」とか。

へ?????てなります、毎回。

いや、「アイドルすき=日本語ぺらぺら」とかおかしくないですか??

頭のかたい私は思うわけですよ。

やっぱ単語だよねとか、文法はやってないけど会話レッスン受けまくったとか、1日何時間勉強してたとか、もっとまともな回答ちょうだいよって。

でも、シャドーイングとか、聽寫だとか、学習法を答える人なんて一人もいなくて、ぺらぺらな人はみーんなどこか遊び感覚でやってるんです。

で、改めて自分の過去を振り返ってみると、もうあれですね。

がんばってる時点で負け。

努力してる、私は勉強してるって思った時点できっと伸びないんですよね。

ぺらぺらになる人って好きだから誰に言われなくても気づいたら勉強してて、自分が努力してるなんていう感覚もないからやる量が半端ないんだろうなぁと。

そういえば、大学に入ったら帰国子女かっていうくらい英語ぺらぺらのクラスメイトがいたんですけど、何やってるかを聞いたら、英語の歌を聴きまくってると言ってましたね。

一方、私はというと、やらなきゃ、がんばらなきゃと勉強し、英検に落ち、受験も落ち、交換留学にも行けず、英語ができないせいで就職活動も失敗しました。

今ではただのネタですが、笑

運よく中国語で変われたので、もし、過去に戻れるのならあの時の自分に次のようなアドバイスをしたいなって思います。

【まとめ】過去の自分にしたいアドバイス

やっぱり楽しいって大事なんだなと。

勉強を楽しんでないとダメなわけではないけど、外国語を学ぼうと思った一番最初の気持ちってきっと誰もが明るい気もちだったと思うんですよ。

こうなりたいとか、●●がすきとか。

ものすごく前向きな感情をもってたはずです。

それがまさに大事なんじゃないかなって。

日本人ってまじめじゃないですか。

だから、勉強を始めた当時のわくわく感とか、理想の自分の姿をすぐ忘れてしまって、ついできない自分だけが目についたり、勉強やらなきゃやらなきゃって自分を追い込んでしまったり…。

まじめに取り組む姿勢はもちろん大切ですし、私たち日本人の強みだと思うんですけど、好きこそものの上手なれということわざもあるくらいなので、人間の能力が一番発揮できるのって楽しんでる時なのかなと思います。

なので、もしがんばってるわりに力がつかないと悩んでいるとしたら、もっと自分の気もちを大切にして、少しでも楽しく取り組める学習環境を整えたり、勉強のし過ぎて疲れている人は思い切って気分転換をしたり、楽しい方法が見つからない場合は、嫌な勉強から手放してみたり、そんな風に少し肩の力を抜く方法もありますよね。

プ・ラ・ス

既にもっている知識で中国語を使ってみること。

というのも、日本語ぺらぺらの台湾人は【体験】に時間をかけています。

例えば、漫画を読んだり、ドラマや映画を見たり、歌を楽しんだり、日本人と友達になったり、日本に行ったり。

そういった体験を通して、単語やフレーズとその言葉が使われる場面を脳みその中でどんどんどんどん繋げて、この単語はこんな風に使うんだとか、あのフレーズはこういった場面で出てくるんだみたいに言葉への理解を深めたり、実際にアウトプットすることで話す力を培っていると思うんですね。また、体験は感情を生むので勉強のマンネリ化にも効果があると思います。

さらにポイントがあって、体験に移るまでに時間をかけないこと。

とにかくはやく!即実践!!

これは台湾旅行に行ってみて街中を観察すると感じると思うんですが、「え?この感じお店でいいの?」と思える屋台とかってありません?笑

衛生面とか見た目とか。

これは決して台湾を否定しているわけではなくて、台湾の人って思いついたら即行動だし、60点でいいんです。

完璧主義な日本人とは違って「伝わればOK」といった考え方。

だから、緻密な計画を立てて準備をしてベストな状態でないと人前に立てないと思いがちな日本人とはまったく違います。

まじめさは日本人のよさだと思いますが、もし、がんばってるのに力がつかないと思い悩んだ時には台湾人をまねしてみてください。

彼らはクソまじめではありません。

上手に手を抜きます。笑

そのゆるさと絶妙なバランス感覚をまねするのは、かなりハードルが高いと思いますし、私も全然できてないんですが、ちょっと肩の力を抜いて中国語を楽しんだり、自分ならできると根拠のない自信をもちつつ取り組んでみるといいんじゃないかと思います。

ではまた。